TCAピーリングの失敗する危険性・リスクについて

インターネットで2chやYAHOO知恵袋などのネット情報を検索して探してみるとTCAピーリングで失敗したという書き込みも見受けられます。

TCAピーリングにおける失敗とは?

それはシミや色素沈着をしてしまったり、ケロイドになったりとか、ニキビ跡クレーターの改善を目的にTCAを使用したのに、以前の凹みクレーターがより一層凹みが拡大、新たな凹みが出現したという失敗です。

当サイト管理人も個人輸入でTCAを購入して実際に、体験した失敗があります。ニキビ跡の凹みクレーターを治す、改善することを目的にTCAピーリングをいきなり顔に対してやるのではなく、まずは太ももの内側にパッチテスト的な意味で濃度50%で試しました。

初心者の人がいきなり50%という濃度でやるのは危険であると今にして思えば怖いもの知らずなチャレンジャーだと思いますが、とにかくやってみたわけです。TCAの濃度調節はガラス製のスポイトを使用して1滴づつTCAと水とを垂らしながら調整。

TCAを太もも内側の目立たないところに塗ったところ、皮膚が少し膨らんで白く変色した感じになり、しばらくすると白くなった皮膚の内側からピンク色に変色。

見て分かるのは肌に対するダメージが大きいことが分かりますし、この皮膚部分が後々、瘡蓋(かさぶた)になって剥がれ落ちて、その下から綺麗な肌が出てくるというのが基本的な流れです。

■TCAピーリングでの失敗その1(色素沈着・シミについて)


当サイト管理人は初めてのTCA使用時にパッチテストの意味で太ももの内側の目立たない部分にTCAピーリング(濃度50%)を使用してみました。面積としては直径3cmぐらい。

で、どういった結果になったかというと、なんと!5年以上経過したのに、太もも内側のTCAを塗った皮膚部分が茶色いシミのような痕が残ってしまいました。(顔じゃなくてよかった・・・)

さすがに5年以上茶色いシミみたいな色素沈着が残るのって・・・ヤバイですよね。正直、想定も想像もしていなかった。このシミというか色素沈着は、もしかしたら刺青を入れてしまった状態に近いのかも?

TCAピーリングを使用して、顔に色素沈着して長期間残るという状態になって失敗した人も実際にいると考えられるので、これは怖いです。

酷い人はケロイドになるらしいですし、直接的にそういう状態になった人というのは、個人的には知らないので、やはりTCAピーリングの危険性・リスクとして認識する必要があると思います。こういった後遺症が残ってしまうことが分かっていたら、最初から顔にTCAを使用しようとは思わないですね。

自分の場合は、幸いなことに顔のおでこ部分にTCAを塗布した箇所にシミのような色素沈着が起きなかったのは結果的にラッキーかなと思いますが、シミとか色素沈着するかどうかは肌質や皮膚の厚さなど、人によって失敗するリスクはかなり個人差に左右されると考えていいと思います。

■TCAピーリングでの失敗その2(ニキビ跡クレーターの凹みが拡大&新たにクレーターが出きる可能性)


TCAピーリングでの失敗で起こりえるのが、ニキビ跡の凹みクレーターの面積がさらに広がったり、今まで正常だった肌の部分に新しくクレーターができてしまうという危険性です。もし低濃度でのTCAピーリングであれば、このリスクも下がりますが、高濃度で使用する場合はこの危険性が高まることは認識する必要があります。

濃度を高くした方が凹みクレーターが大きく改善、もしくはクレーターがなくなるという可能性もあります。それと同時にすでにある凹みクレーターの拡大や新たな凹みが出現するというリスクの両方が潜んでいるということです。

しかも高濃度だとダウンタイムも長くなり、さらに効果があったかどうかもダウンタイムが終わった後でないと判断がつかないという面もあります。いずれにしてもダウンタイム後に分かるため、もし凹みが広がったであるとか、凹みが新しくできたとなると、かなり精神的に凹んで後悔してしまいます。

■TCAピーリングでの失敗その3(ケロイド状や瘢痕になる可能性がある)


TCAピーリングでの失敗で火傷痕のようなケロイド状になってしまう危険性があります。こちらも高濃度であればあるほど、このリスクも高まるといえます。当サイト管理人がTCAピーリングを使用してケロイド状になったということはありませんでしたが、

ケロイド状になったら、そうそう元の肌状態に戻すのは相当難しくなるということは認識しておくべきといえます。もし酷いケロイドになった場合は、自然と萎縮性瘢痕へ回復改善する治療なり、ケアをしていくことになりますが、回復しても萎縮性瘢痕が残ることになります。

■TCAピーリングでの失敗・まとめ


TCAピーリングは最悪の場合、ニキビ跡の凹みクレーターがさらに拡大したり、新しい凹みクレーターができたり、色素沈着したり、ケロイド状になって残る可能性があるので個人的にはセルフによるTCAピーリングは危険なのでオススメしません。

もしTCAピーリングを安全にやるなら美容クリニックなどで薄めの10%、15%とかから試してみるのが現実的といえますが、クリニックでやるからといって安全性が保障されているわけでもありませんし、ニキビ跡クレーターの凸凹が治るという保障もないので、やってみてガッカリするということも覚悟した方がいいでしょう。

個人的には10%とか15%のTCA濃度では凹みクレーターを綺麗に無くすというのは、凹みクレーターの深さが深いほど、かなり厳しくなると思います。

TCAピーリングを個人輸入のセルフでやる人もいますが、失敗や後遺症が残ってしまう危険性を十分認識しなければなりませんし、結果的にどういった失敗、肌状態になるかは、最終的には自己責任となります。

TCAピーリングで失敗する可能性については、あらかじめ強く認識しておかなければいけません。